大切な大切な感情

2010年12月16日

私は、寒くなると、あるご相談者の方を思い出します。

その方とは、3度ほどお会いしました。

今現在、70代後半になられていると思います。

なぜ、寒くなると思い出すかといいますと… 最後にお会いした寒い寒い日に、

カウンセリングが終わった後で、バナナパフェをご馳走になったからです。

寒かった…です。(笑)

そして、昨日もこの寒さの中、チョコレートパフェを食べるお誘いがあって(笑)

その方の事を思い出していました。

その方は、ご主人や、娘さん、、、と言いましても、

私より年上の娘さんがお二人いらっしゃり、お孫さんにも恵まれている方でした。

けれど、どの方ともうまくいかず… 悩んでいらしゃいました。

その方は、たくさんご病気をされてきて、私のカウンセリングを受ける少し前までも、

歩くにも大変な生活を半年ほど送られてきたとのことで、

その間にご主人が、浮気をして、心も体もとても傷ついていらっしゃいました。

娘さん達に、助けを求めていらしたようでしたが、

最初は、お二人ともお母様のお話を聞いてくれていたらしいのですが、

次第に、母と娘の、長年、お互いに抱いてきた感情のぶつかりあいが始まってしまい、

避けられるようになり、最後には、無視されるようになってしまったらしいのです。

そして、カウンセリングの時に、

「なんで、私がこんな目に会わなきゃいけないのか…わからないんですよね。

許せないんです… 私… 」

そうおっしゃったのです。

私の目には、勇気を振り絞って、やっと、その言葉を解き放つことができた。

そんなふうに映りました。

私は、その方に、

「許せなくても、いいんじゃないでしょうか。」

と、お伝えしました。

なぜなら、その方が、相手を許せない自分自身を

許せなくなっていたことを

感じたからでした。

その方の胸にある…

ご主人に、娘さんやお孫さん達に、ずっと尽くしてきたのに、裏切られたような思い…

悲しい、辛い、許せない…

そんな、素直な自分の感情を “イケナイ事“ として、

そんな思いを抱いている自分に、罪悪感を抱えてしまっていたのです。

自分が感じた素直な感情を悪いものとして、

辛い思いをさせた相手を許せないでいるのに、

許せない自分は、心の狭い人間、寛容ではない人間、と思い込んで、

自分を受け入れいれらないでいるのでした。

そのうえ、その感情をもった自分を責めてしまっているのです。

カウンセリングをしていて、この潜在意識にある罪悪感が、

思いと現実が、

この方のように、はっきりと、長年の人生において顕著に現れてくる場合もあれば、

20代、30代、40代で、うっすらと、現れている場合もあります。

自分の素直に感じた思いを悪いものとせず、

自然なこと…自然な感情として、受け入れること。

この方のカウンセリングで、その事の大切さを痛切に感じました。

人は、自分を認め、受け入れること…

許すことでしか…

自分から、解放されない。

そう私は感じるのです。

私自身も、ずっと、その事が、受け入れられずにいたなぁ…

それから、毎日、毎日、受け入れる練習が始まりました。

あの時、その方にお付き合いして、冷たいバナナパフェを注文してしまった私。

自分の感情に素直に、あったか〜〜〜いココアを

ご馳走になれば、よかったなぁ…(笑)

その方との出会いに、心から感謝しています。

そして、その方が、今、お幸せでいらっしゃることを

私は、心から… 祈っています。

お気軽にコメント下さい。
コメント